あとがき
親を紛糾したが、おそらく私が屑のような性根をもって生まれたのはどの親でも変わりはなかっただろうし、そうでなかったとしても取り返しの付かない時間が過ぎていった。
今回私がしたかったのは秘密の暴露で、秘密を抱え育ち乗り越え人として成長するというイベントを放棄した挙句八つ当たりをしたというだけのことだ。
親が私のことを虐待してたと認識していたかは定かではないが、母は私に対する暴力を隠すことのない人で私が一所懸命に隠し庇う子供だったので恐らくそういった意識はゼロだったと思う。
それにしてもとてもスッキリした。
この文章を書き上げた時はまるで叫んだ後のように喉の奥が傷んだが、それほど力んでいたということなのだろう。
最初に書いたようにこれはノンフィクションである。私のことに心あたりがある人もいるかもしれないが、私はその件に関しては一切取り合わない。